前日の15日(金)、強風が吹く中、大会準備を着々と整え、あとは天気と風が良くなるのを願うのみとなりました。
天気予報では16日(土)の天気はいいものの上空はやや強く、しかも、夕方にかけて風速アップし、17日(日)は雨と強風です。高気圧がとどまってくれて、一日だけでもいい天気と弱い風が吹いてほしいところです。
4月16日(土)大会初日、スタッフの集合時間よりも早く、選手の皆さんが数名すでにお集まりいただいておりました。深夜に到着されて車中泊されていたようです。
時間になりスタッフも勢ぞろい。着々とセッティングを終え、スクールの皆さんもフライトして、10:30開会式。
関西電力さんの説明を聞いて高圧線への注意意識を高めていただきました。
パラアートのフライトやダミーの様子を見て、風が強くなる前にタスクが終わる内容で競技開始となりました。
中心距離22,7km。ゲートオープン11:15。上昇気流に乗るダミーを見て次々とフライトされますが、空域は荒れてきました。次々と降りてくる選手からは「怖かった~」という感想が続出。
そんなコンディションでも最近チャレンジリーグでめきめきと上達中の小田選手と世界選手権出場経験のある植田選手が粘りのあるフライトをし、ターンポイントをクリアしていきます。
お二人はかなり頑張っておられましたが、風の強さと荒れ具合が増してきてフライトを断念されてランディングされました。
風がまだ強い中ダミーが飛びますが、1500mほど上がるものの風が強いというレポート・・・。夕方は強くなる予報のため誰もが「今日はもうタスククローズか・・・」と思ったことでしょう。しかし、三郎が岳名物のアーベントが奇跡を起こしました。少しですが風が穏やかになり、荒れている様子もなくなりました。そこでこのチャンスを逃すまいとすかさずテイクオフしたのは、昨年のチャンピオン明穂選手でした。まだ風の強さが気になる中、アーベント条件が整うまで待って、高度が上がったところでスタート開始。つぎつぎとポイントをクリアして進んでいくではありませんか!!それを見て、他の選手もつぎつぎ追いかけますがタスククローズ時刻が迫ってきています。
タスククローズ5分前、明穂選手があと残る2つのターンポイントを目指して沖に向かうのが見えました。
見ている側も手に汗を握り、「時間に間に合うか~」「なんとか時間以内にゴールしてほしい」と願って見守っておりました。
明穂選手は最後のターンポインをターンしてゴールであるメインランディングに向かいます。なんと残り数秒残してゴールされました。
大勢の選手が距離を伸ばすものの、テイクオフが遅かったり、空中でタイムアウトになったりで、残念ながら大勢の方はゴールまで届かなかったですが、タスク終了時刻後もパラパーク名物のアーベントフライトを楽しんでいただけました。
18:30からは京の都カップ名物になりつつあるパーティー。男前豆腐店様からご協賛いただきました豆腐料理やさとレストランシステムズの西河シェフによる美味しい料理でお腹いっぱい食べていただき、パラアートフライヤーの田路さんによる三線で踊っていただいたりと大盛り上がり。
夜が更けるまで、フライト談義をお楽しみいただけたようです。
17日(日)は、あきらめが早々につく天気予報のため、朝食サービスを行ったところたくさんの方がお越しくださいました。
そして9時過ぎに表彰式開始。
今大会のご協賛会社でもあるファルホーク 前田さんや アドバンスジャパン 松原さんにも賞品授与にご協力いただきました。
今年もさと(3と10)賞もあったり、飛び賞や大会初参加賞、そのほかのユニークな賞で大盛り上がり。アエロタクト様、あずきの里様、アドバンスジャパン様、エア―ハート様、ゲインインターナショナル様、オーパカイト様、さとレストランシステムズ様、ファルフォーク様のご協賛各社様からいただきましたご協賛品を授与させていただき、選手の皆様にお喜びいただくことができました。ありがとうございました。
チャレンジクラスの選手が優位となるハンディ設定で、凄腕のオープンクラスの数々の選手を抑え、今年もチャレンジクラスが上位を占めました。
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※選手の皆様には高画質写真のお受け取り方法をメールでお知らせしております。届いていない方はご連絡ください。
今回の大会が無事終了できたのも、選手の皆様の高い安全意識、スタッフのご協力があったからです。
本当にありがとうございました。
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